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昔はそれほど多くはなかったのですが、ここ何年かで随分派遣会社は増えて、中には上場している会社もありますので、今では派遣会社を知らない人は、まずいないでしょう。
派遣会社のシステムとは、まずは希望者が人材派遣会社に登録をして、そこから各企業に登録した人が派遣されていくのが派遣社員です。
要するに派遣社員は派遣会社と雇用関係を結んでいますから、働く先は派遣先の企業であっても雇用主は派遣会社ということになります。
当然給料を支払うのは派遣会社ですし、社会保険なども一定の条件をクリアして派遣会社を通じて加入します。
〇健康保険や厚生年金に加入できる条件。
・雇用契約が2ヶ月を経過している。
・1日あるいは1週間の所定労働時間と1ヶ月間の所定労働日数が正社員の4分の3以上。
〇雇用保険に加入できる条件。
・週の所定労働時間が20時間以上。
・1年以上同じ派遣会社からの仕事をする場合。
〇有給休暇の条件。
・6ヶ月継続勤務して、全労働日の8割以上出勤した場合10日間支給されます。 |
中には、「紹介予定派遣」といい、派遣先企業で正社員として採用されることを前提に派遣される場合もあります。
この場合は期間終了時に双方が合意すれば晴れて正社員となります。
メリットしては、働く側からも会社の雰囲気が分かりますし、気に入らなければ断ることができるという点ですが、デメリットは期間中の総合判断で正社員として採用されないことです。
派遣社員として働くには、まずは登録のとき面接やスキルチェックなどが行われて、条件によって派遣会社から仕事が紹介されます。
もし紹介された仕事が気に入ったら、派遣会社と契約を結び派遣先の企業で働くことになります。
この場合派遣会社への登録は、複数の派遣会社に登録するのも問題はありません。
よりよい条件を探すには3〜4社に登録するのもよいと思います。
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